ビタミンC とは、水溶性(水に溶けやすい)ビタミンで、骨、皮膚、細胞に必要なコラーゲンの合成に必須です。
ストレスにも関係する栄養素で、ストレスの多い人はしっかりとる必要があります。
最近の研究では、ビタミンCの抗酸化作用が注目されており、がんや動脈硬化の予防や老化防止にビタミンCが有効であることが期待されています。
適正量をとるとどうなるのか
骨、皮膚、細胞に必要なコラーゲンの合成に使われるので、
・毛細血管・歯・軟骨などを正常(健康な状態)に保つ
・皮膚の日焼けを防ぐ
・ストレスやかぜなどの病気に対する抵抗力を強める
・がんや動脈硬化の予防、老化防止
・鉄(Fe)の吸収を促す
などがあります。
過剰にとるとどうなるのか
食事から摂取する過剰な分は尿から排泄されるので、問題ないといわれています。
しかし、薬やサプリメントなどで過剰摂取した場合は、吐き気、下痢などの胃腸への影響、尿路結石などのリスクがありますので、適切な摂取量を心がけてください。
不足するとどうなるのか
コラーゲンの合成ができなくなることから、
・血管がもろくなり出血しやすくなる(壊血病)
・かぜをひきやすくなる
・疲れやすい、体がだるくなる
・骨や歯が弱くなる
・イライラする
・顔色が悪い、貧血になりやすい
・筋肉量が減る
・心臓障害、呼吸困難
などが考えられます。
1日の目標ビタミンC摂取量
ビタミンCの多い食品代表例
果物・野菜・いも類など
果物:柑橘類、いちご、キウイフルーツ、柿
野菜:ブロッコリー、パプリカ、ピーマン、ゴーヤ、菜の花
いも:じゃがいも、さつまいも
食べるときのポイント
・ビタミンEの多い食材(ナッツ、ヒマワリ油など)と食べると抗酸化作用が高まるとされています。
・水に溶けやすい性質があるため、加熱は電子レンジがおすすめです。
・汁物などにいれると水に溶けだしたビタミンCも一緒に摂取できます。
※出典元:日本人の食事摂取基準(2020年版)