ビタミンAとは、油脂に溶ける「脂溶性ビタミン」です。
発育、肌の健康を維持、視覚の暗順応、抵抗力を強めるなど、たくさんの重要な役割を持っています。
適正量をとることのメリット
・粘膜を守り、免疫力を高めるので風邪予防ができる
・毛髪・皮膚の潤いを保つ
・肌荒れを防ぐ
・視力の低下を防ぐ
・肝機能を正常に保つ
などがあります。
過剰にとるとどうなるのか
・頭痛
・口唇炎
・脱毛症
・肝機能障害
・吐き気やめまい
・目のかすみ
・筋肉痛
などがあります。
不足するとどうなるのか
・夜盲症
・皮膚の場合:肌が乾燥する、かかとがガサガサする、魚の目ができやすい
・目の場合:ドライアイ、充血しやすい
・粘膜の場合:唇の乾燥、風邪をひきやすい、ドライマウス、のどや胃腸が弱い
・小児の場合:成長が停止する
などがあります。
1日の目標ビタミンA摂取量
※耐用上限量とは、過剰摂取による健康障害を未然に防ぐことを目的とした量です。
ビタミンAの多い食品代表例
・レバー
・うなぎ
・バター、マーガリン
・チーズ
・卵
・緑黄色野菜(トマト、ブロッコリー、ほうれん草、にんじん等)
など
食べるときのポイント
・油と一緒に食べると吸収が良くなります。(炒めもの、揚げもの、ドレッシングなど)
・にんじんなどの緑黄色野菜から積極的にビタミンAを摂るようにしましょう
※出典元:日本人の食事摂取基準(2020年版)