モリブデンとは、肝臓や腎臓に多く存在し、酵素や補酵素として主に鉄の代謝に関与しており、血液をつくるために必要な鉄が不足すると鉄分の働きを高め造血を促す働きがあります。また、糖質や脂質の代謝を助ける役割も担っています。
適正量を摂ることのメリット
様々な代謝に関わることから、
- 健康促進
- 貧血予防
- 体内のプリン体を体外に排泄する
などに役立ちます。
過剰に摂るとどうなるのか
多く摂ってしまった分は尿中に排泄されるため、過剰症の心配はないとされています。
しかし、銅と拮抗作用があるため銅欠乏症(貧血など)を招く恐れがあります。
不足するとどうなるのか
通常の食事では不足することはないとされていますが、欠乏状態が続くことで
- 貧血
- 疲労
- 頻脈
- 尿酸代謝障害
- 夜盲症
などのリスクが高くなります。
1日の目標モリブデン摂取量
モリブデンの多い食品代表例
- 納豆
- 枝豆
- レバー
- 種実類(落花生など)
- 米
- 焼きのり
など
食べるときのポイント
多くの食材に含まれているため、バランスよく様々な食材を摂るようにしましょう。
※出典元:日本人の食事摂取基準(2020年版)